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便秘は女性特有の現象
便秘はダイエットの天敵! そして女性の方ならほぼ100%に近い人が便秘に悩んでいるはずです。おもしろいことに、男性は便秘で悩むことがほとんどありません。でもそれは女性のほうが腸が長いからではありません。この理由は、男女ではホルモンの分泌パターンが違うからなのです。くわしくはのちほど解説していきますが、どうやらこのあたりに便秘を解消するホルモンの秘密があるようです。今回はそのことを追究し、便秘を解消する方法について医学的に迫っていきたいと思います。
野菜を多く摂ることは本当に効くのか?
まずはじめに、みなさんの大きな間違いを指摘しておきましょう。野菜をたくさん摂ると便秘が治ると思っている方! もし、本気でそう思っているのでしたらそれは大きな間違いです。野菜を多く摂っても単に便の量が増えるだけです。もちろん、便がたくさんあれば、腸が刺激され、その刺激が腸の動きをよくすることは事実です。ですが、そんなことくらいで便秘体質が改善されるかというと、世の中そんなに甘くはありません。
ここでよく考えてみましょう。普段私たちは大便をするときに、トイレに座って「う〜〜ん、う〜〜ん」ときばってお腹に力をかけますね。これは圧力という刺激を腸に与えて、腸の動きをよくするためです。でも、いくら力んでも出ないときは出ないもの。この程度の圧力では腸が動き出すきっかけにはならないことは実感としておわかりになることでしょう。ならば、野菜をたくさん、水分もたくさん摂って、便の量を増やし、その刺激で腸を動かそうとしても、そのくらいではなかなか動いてくれないことも理解できることでしょう。
なぜ簡単に腸が動いてくれないのか? それは自律神経という「自分の意識では動かすことができない神経」によって腸の動きがコントロールされているからです。つまり「今から、うんちをするから腸を動かそう」といって自分の意思で好きな時に便を出すことができないということです。
このようなことから便秘を改善するためには食べ物の調整よりも、むしろ自律神経を上手に刺激する方法を考えなければならないことがわかります。
便秘クスリの恐怖
食あたりを経験したことがないという人は恐らくほとんどいないでしょう。食あたりはいたんだ食べ物の中の細菌が腸の細胞を攻撃し、その刺激で腸の動きが活発になって下痢が起こるものです。また、カゼをひいてウイルス性の腸炎になっても、腸が刺激を受けて下痢します。つまり、強い刺激であれば、その強さに応じて腸も活発に動くわけです。
たいていの便秘薬はまさにその原理を利用しています。腸を内側から刺激する物質を飲むことによって腸の動きを活発化させ、その勢いで便を出そうとするものです。唐辛子に含まれるカプサイシンもまさに腸を刺激する物質です。だから、辛いものをたくさん食べたあとで下痢になる人が多いわけです。
ところが、腸はそういった刺激物に対して抵抗力をつけていくという特徴があります。最初は唐辛子を少し食べただけでも下痢をしていた人でも、毎日それを続けることで徐々に腸が反応しなくなり、いくら大量に食べても下痢しなくなるのです。
便秘薬ももちろん唐辛子と同じ原理ですから、毎日飲み続けていると、そのうち何錠のんでも便が出ないようになります。私の知る範囲では、毎晩寝る前に便秘薬を6錠飲んでいる人がいましたが、それでも便秘がよくならないとぼやいていました。腸が便秘薬に耐性を持ってしまっているわけです。このままいたずらに服用量を増やしていっても、結果同じことを繰り返すに違いありません。クスリに頼っているとこういうことが起こるわけです。もちろん、唐辛子も同じことです。
ちなみに便がかなりみずみずしくなると、少しの腹圧をかけただけでも便が出やすくなります。これは食べ物の移動速度が速くなるためです。この原理を利用した下剤もあります。酸化マグネシウム(通称:カマ)です。カマ系の下剤は水分が腸管から吸収されるのをある程度阻止しますから、便が固くなりにくくなります。すると便の移動速度が速まり、便秘が改善されます。これは腸を刺激する下剤と違って、耐性はできません。ですが、この系統のクスリは水分を吸収させないようにするだけでなく、ほかの栄養素や、一緒に服用したほかのクスリの吸収も同時に阻止してしまうので、カラダにいいとはいえません。どちらにしても、クスリで便秘を治すということに頼り切ってはいけませんね。
百害あって一利ありの便秘解消法
タバコを吸うと大便を催すという話を聞いたことがある人は多いと思います。まあ、便秘を解消するためにタバコを吸うというのは、健康を害すマイナス部分の多さを考えるとまったくわりにあいませんが、実はタバコに含まれるニコチンには自律神経を興奮させ、腸の動きをよくさせる作用があります。このせいで、食後にトイレにこもってタバコを吸っている人が後を絶たないのです。禁煙と書いてあるトイレですらタバコを持ち込む不届き者もいるくらいです。
ですが、ここで覚えておいていただきたいのは、基本的に腸の動き、すなわち便意をコントロールしているのは自律神経であって、便秘体質を改善するためには、自律神経の作用を考える必要があるということです。そこが重要です。そういう意味でタバコは自律神経ダイエットのうちの1つといえるでしょう。
腸を動かしたいのなら副交感神経
自律神経には2種類あります。交感神経と副交感神経の2つです。そのうち、腸の動きを主にコントロールしているのが副交感神経であり、便秘体質を改善するためには副交感神経を刺激するようなことをすればいいといえます。
医学書によると、交感神経は主に闘争状態のときに働き、副交感神経は主に安らいでいるときに働くと書いてあります。ならば便秘を解消するためには、つねに安らぎが必要なのか? 活動的でいるよりも、ずっと眠り続けて、休息をとり続けたほうが便秘が解消されるのか? という疑問がわいてきます。
その答えは……はい、これは真っ赤なうそです。いきなり、医学書を否定してしまって恐縮ですが、自律神経の動きは、闘争=交感神経、休息=副交感神経、というほど単純ではなく、その仕組みの深い部分はいまだに医学で解明されていないのが本当のところなのです。
ただ、わかっていることは、腸の動きは「あること」をすれば活発に動き、便秘が解消されるという事実があるのみです。その「あること」とは何なのか? 次週のお楽しみです。こうご期待!
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いくら便秘だからといっても
ルールとマナーは守りましょう!!
マンガ・野村ポレポレ
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| 女性に多く見られる便秘の悩み。今回は悩ましきこの便秘の解消法について迫っていきましょう |




| 便秘体質を改善してスルスル出すためには、自律神経の作用を考える必要があるのです。その方法は次週をお楽しみに! |
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