過激なダイエットは生殖機能を停止させる
これまで、女性の間でダイエットがストイックに、過激に行われる理由を示してきました。スリムな体型は少なくとも飽食の時代では信頼になりうるのです。ところが、やせすぎは女性の生殖機能を著しく害するようです。よく、みなさんはダイエットをしていたら生理が止まってしまったという話を聞くと思いますが、これは真実です。過激なダイエットは間違いなく女性の生殖能力を著しく低下させます。それはもともと体重は子どもを生む能力と直結しているからです。
人間も含めて、あらゆる動植物は自分の体重がある程度大きくならないと子どもを宿したり、実を結ぶことがありません。果物を見ればわかりますが、ある程度木が成長しないと花が咲き、実を結ばないのと同じで、人間や動物もある程度体重がなければ子どもを生む能力が備わらないのです。
あらゆる生き物はまず、子どもを生む能力よりも生きることを優先させます。つまり子どもを生む能力を犠牲にしてでも生き残る方向にカラダが備えるということです。とくに栄養状態が悪いときは生殖能力を犠牲にし、生き残る方向にエネルギーを使うようにできています。
なぜなら、栄養状態が悪いときに万一妊娠してしまうと、お腹の子どもが成長しないばかりか、母自体が栄養失調で死んでしまう可能性が高いからです。子どもを受胎し、産み落とすためには、ある程度のエネルギーの貯蓄が必要で、そのためにはどうしても脂肪が必要なのです。したがって、体内に貯蓄している脂肪がある一線を超えて低下すると、カラダは緊急事態と判断し、生殖機能を停止させてしまうようです。
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肉体に影響を及ぼす過激なダイエットにはご注意を!! |
一定の体重がないと子どもを生めない
1975年、学者のフリッシュは181人の女性の成長記録と初潮の年齢を調べました。すると、初潮を早く経験した人も、遅く経験した人も、初潮時にはほとんど全員の体重が同じ47kgであることをつきとめました。これはやせ型、肥満体型にかかわらずです。つまり生殖能力を獲得するためには47kgの体重が必要であるということになります。そしてフリッシュは、受胎可能であるためには少なくとも体脂肪率が24%は必要であるとも述べています。もちろん、多少の例外はあるにしても、このことから生殖能力と体重は密接な関係があることは事実です。
これは逆にいうと、生理が開始し、順調に育っている女性でも、ダイエットのしすぎで体重が47kg以下になると、生理が止まってしまう場合があることを意味しています。まあ、体重や骨格は人種によって平均値が違うので、「日本人でも47kg以下で生殖能力が止まるのか?」と言われればそうではないと思いますが、この生殖能力の限界体重は、この付近にあると考えてよいでしょう。
基本的には限界体重より少ない体重では子どもを生めないということになります。つまり、スポーツのしすぎや、過激なダイエットで体重が限界点を超えて低下すると、生理が自動的に止まるということを示しています。
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女性が生殖を犠牲にしてまで社会貢献するその意味とは? |
脂肪組織でエストロゲンが作られる
女性の肌のつや、胸のふくらみ、ウエストのくびれといった女性らしい体型を作り上げるのは女性ホルモン「エストロゲン」の担当であることは、最近は多くの人が知っている事実です。
そして排卵日にはこのエストロゲンが大量に分泌され排卵が起こります。当然ながらエストロゲンの分泌が低下してしまうと排卵は起こりません。生理も来ないわけです。
さて、このエストロゲンは卵巣でその多くが作られるのですが、実は脂肪組織もエストロゲンを作っています。実は女性の体内には「アンドロゲン」(男性ホルモン)もあり、脂肪組織はこのアンドロゲンをエストロゲンに変える働きがあります。ところがこの脂肪組織の役割がバカになりません。なんと体内のエストロゲンの3分の1を生産しているからです。エストロゲンは女性らしい美しいプロポーションを作るためのホルモンですが、ダイエットによって体脂肪率が低下すると、このエストロゲンの生産すらおぼつかない状態になってしまいます。それどころか男性ホルモンであるアンドロゲンが体内をぐるぐるめぐることにもなってしまうわけです。
過激ないいかたをすると、ダイエットのしすぎは女性が男性化することに近づくと言えないこともないわけです。
エストロゲンは正常な排卵をうながすための重要なホルモンですから、このホルモンの枯渇はすなわち、受胎能力を大幅に低下させてしまいます。
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女性のダイエットが日本を救うことにつながるのか、男性諸君はよく考えてみよう |
生殖能力を犠牲にして女性が求めているものは?
このように過激なダイエットは女性の受胎能力、生殖能力を著しく低下させるものであることは否定できない事実です。しかし、女性はそれでもなおダイエットに励んでいます。私は決してそれが悪いことであると言っているわけではありません。女性は生殖能力を犠牲にしてでも得たいものがあるからこそ過激なダイエットをするわけです。
ではいったい何を得たいのでしょうか? それは前にも述べたように「女性同士の威信」です。威信は女性が自立するためにとても重要なことであり、ビジネスウーマンとして社会に貢献するために不可欠なものです。もちろん、スリムな体型は女性だけではなく男性からも威信を得ることができます。男性にも認められやすいのです。
すなわち、女性は生殖能力を犠牲にして社会貢献をしていることになります。しかし、なぜ女性が社会貢献をしなければならないのでしょう? 今までは社会貢献の役割は男性の専売特許だったはずです。
厚生労働省の人口問題研究所では女性は子どもを生むこと(繁殖)を犠牲にして自立化の道を歩んでいることを示唆しています。つまり、女性が積極的に働き出すようになり、それにともない初婚年齢がどんどん上がっていき、その結果子どもを生める期間が短くなるので子どもの数が減ってしまうということです。
ここでも、女性は子どもを生むことを犠牲にして社会貢献を選ぶ人が多くなってきていることが明らかになるのです。
では、社会貢献をして女性はいったい何を求めているというのでしょうか? 生物学的にみれば、やはり人間とて子孫を増やす目的のためにこの世に生きているわけです。にもかかわらず、生殖を犠牲にしてまで社会に貢献しようとしている女性が増えることはこの生物学的な原理からすると間違っているかのようにも思えます。しかし、ここにはある重大な意味が隠されていたのです。
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戦闘社会では生殖を犠牲にしなければ生き残れない
ここで少し、昆虫のアリの生活をのぞいてみることにします。アリのなかで生殖の担当をするのは女王アリのみです。とにかく女王アリは一生卵を生み続ける役割をします。この女王アリは“卵の産み分け”ができることが知られています。
アリのなかには働きアリと兵隊アリがいるのですが、この比率を産み分けすることができるのです。ちなみに働きアリは餌を獲得したり、卵の飼育を担当したりし、兵隊アリは敵をやっつけるための部隊です。もし、周りに敵がいないのであれば、兵隊アリを生むことはまったくの無駄です。働きアリをたくさん生んだほうが食料の確保、卵の世話ができるので子孫が繁栄するためにはそのほうがいいわけです。繁殖のことだけを考えるのなら、兵隊アリは不要。働きアリだけ生めばいいのです。
ところが、自分の巣の近くに他のアリが巣を作ってしまうことがあります。こうなるとお互いは敵同士。なぜなら食料の確保から何から何まですべて奪い合いになるからです。アリは非常に利口な生き物で、このように近くに敵のアリの巣があると、巣の入り口に石ころを投げ入れて穴をふさいだりして邪魔をします。当然けんかも絶えません。
おもしろいことに、このようなケースでは女王アリは働きアリよりも兵隊アリをたくさん生むのです。言わば生殖を犠牲にしても戦うことを選ぶのです。
この理由はそれほど難しくありません。兵隊アリを生まなければ種が全滅してしまう恐れがあるからです。全滅するよりは、たとえ働きアリを少なく生んで生殖を犠牲にしてでも兵隊アリを生んで自分の巣を守ったほうが得策です。だからこそ、種が生き残る方法として兵隊アリを多く生むのです。
兵隊アリを生むことは一見子孫繁栄に矛盾しているように思えますが、このように生殖を犠牲にすることも、立派に子孫繁栄に結びついていることがわかります。このことからわかるのは、戦闘社会では生殖、繁殖に専念していると絶滅の恐れがあるということです。そしてそうならないようにアリの遺伝子には戦闘状態のときは兵隊アリを多く生むようにインプットされていると考えられます。
では、人間はどうでしょうか? 人間はアリよりもはるかに高等な生き物です。ならばアリと同じように、「戦闘社会では生殖を犠牲にする」という遺伝子がインプットされていないはずがありません。むしろアリ以上に敏感に戦闘状態を察知して、それに備える本能があると考えてもいいでしょう。
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ダイエットは日本を救う
さて、このように考えると1つの仮説が成り立ちます。“今、日本は経済の国際競争という戦闘社会に突入している”ということです。周りを見まわすと、コカコーラ、ペプシ、マクドナルド、生命保険会社、銀行、自動車、携帯電話など外資系企業が日本のなかにたくさん存在します。このような外資系企業で働いても、利益は日本ではなく海外に流出します。これはまさに経済の戦闘状態であり、しかも経済戦争はとっくにはじまっているわけです。
この状態で女性が繁殖活動にばかりいそしんでいるとどうなるでしょう。日本の経済はどんどん外資系企業によって食いつくされていきます。
もう既に、男性だけが働いて日本を守るのでは守りきれないのです。女性も働いて社会貢献をしなければ日本の経済が海外に食われる時代になっているわけです。ちなみに全員の女性が働けば、日本の労働力はそれだけで2倍に強化されることになります。
ただし、そのおかげで女性の生殖能力は犠牲にされなければなりません。アリの世界がそうであったように、まさに人間界でも生殖を犠牲にして兵隊を生み出す方向に向いているのではないでしょうか。
過激なダイエットをすると生理が止まったり、生殖能力の明らかな低下を招きますが、その代わりに女性には同性に憧れられるという威信がつきます。この威信への欲求は裏を返せばビジネスモードという戦闘モードなのです。ですから、ダイエットは「生殖を犠牲にしてまで社会に貢献しようとする女性の姿」とも言えるのではないでしょうか? これがいいか悪いかは別として、日本を救う方向に向いていることは確かのようです。女性がする過激なダイエットをあざ笑う日本の男性諸君はこのことを一度よく考えてみる必要があるのでは?
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