
 |
|
| 【太る脳】を【やせる脳】に変える法 |
 |
0人 |
 |
0円 |
 |
─ |
 |
らくちん |
 |
あり |
 |
あり |
 |
『健康』2002年1月号 |
|
|
|
 |
 |
 |
「肝」の機能をととのえることで
【太る脳】を【やせる脳】に改善し、
「ストレス太り」を防ぐ漢方薬がこれ |
 |
 |
 |
●解説してくれる人
東医食治研究会会長・薬学博士/田村哲彦
●先生のプロフィール
1953年、千葉県生まれ。77年、東京理科大学薬学部を卒業。同大学生薬研究室にて、生薬・漢方の研究を重ねる。『からだに効く食べもの小事典』(主婦の友社)ほか著書多数。連絡先は、壮健タムラ薬局(千葉県市川市)[TEL]0473-24-7963 |
|
 |
 |
ストレスがかかると「肝」の機能が弱まる |
| |
漢方では、同じ肥満でもいくつかのタイプに分けて考えます。わかりやすい言葉でいうと「ドカ食い太り」「ストレス太り」「水太り」「貧血太り」「疲れ太り」の5つのタイプがあるのですが、その中でも、全体の約3割と多数を占めるのが「ストレス太り」です。これは、その名のとおりストレスが原因となって起こる肥満で、漢方の専門用語では「肝胃鬱熱肥満」といいます。
ストレスがかかると、漢方では「肝」の機能が興奮しつづけ、その結果、弱まると考えます。ここでいう「肝」とは、西洋医学でいう肝臓の働きをはじめ、大脳皮質(中枢神経系)、自律神経系、運動神経系といった脳の働きも含みます。こうして「肝」の働きが弱まると、それがひいては胃にも悪影響を与え、胃が熱を持って食欲が異常に高まってくるのです。
このタイプの人は、イライラすると食欲が高まる、頭痛(とくに側頭部)、目の充血などの症状があります。
また、怒りっぽい、貧乏ゆすりをする、腹が張って苦しいためベルトを締めるのを嫌う、ダブダブの服を着たがる、顔色はふつうもしくは青みがかっているなどの特徴もみられます。
ストレスがたまってイライラすると、ケーキなどをやけ食いする女性などが、このタイプの典型といえるでしょう。 |
 |
あらわれる症状によって処方を使い分ける |
| |
このように西洋医学でいう脳の働きも含む「肝」の機能が興奮して起きるタイプの肥満には「大柴胡湯」という処方を用いるのが基本です。この処方にはストレスに対する過剰な反応を抑えて、イライラ感をしずめ、消化器の異常な亢進を抑える作用があります。
先にあげた症状に加え、皮膚の乾燥、目の下にクマがある、視界がぼやけるなどの症状がある場合には「加味逍遙散」が適しています。この処方には、ストレスを発散する作用があり、体の脂肪代謝もうまくいくようになります。
また、先にあげた症状に加えて、のどがつかえる感じがする、よくせきばらいをする、痰が出やすい、水分を多くとると胃から逆流して上がってくる感じがするなどの症状のある場合には「半夏厚朴湯」が適しています。
ストレスがとくにひどい場合には、これら2つをいっしょに合わせて「加味逍遙散合半夏厚朴湯」という処方を用いるケースもあります。
以上あげた漢方薬はいずれも一般的な処方です。「ストレス太り」のタイプで、ほかのダイエットでなかなか効果があらわれないかたは、お近くの漢方薬局で相談してみてはいかがでしょうか。体質に合うと、驚くほどの効果を得られることがあります。 |
 |
|
 |
|
 |
お知らせ |
|
|
 |
gooのおすすめ |
|
|
|